油屋のふたことみこと

椿油とつげの櫛(くし)〜その2

今年の2月、京都のデパートで行なわれていた「日本伝統工芸職人展」で
買い求めたのが、この、つげのブラシ。

「こんなんあったら、ええなー」と思っていたら、
ちゃんと作っておられる方がいらっしゃたのが、またうれしい(^^)

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これがまた、使い心地がいいんです♪


実はインターネットでつげの櫛のことを調べていて、目に留まったのがブラシ。
お問い合わせしてみたら、なんと、「今京都で出店中」とのお返事。
それはすごい偶然!と、早速出かけたのです。

つげのブラシも、歯の間隔や向きなどで感触が変わってくるのだそうです。
向きというのは、歯が垂直についているか、外に広がっているかの違いです。
私が選んだのは、5列に並んでいて、歯が外側に向かってついているもの。
ちょっとコンパクトで手に収まりやすく、地肌にしっかり当たって、
それでいて、やわらかさが感じられたからです。

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売り場でお話も弾み、最後に選んだブラシに桜の柄と名前を彫っていただきました。
ますます愛着が湧きます。ありがとうございました!

このブラシと椿油があれば、静電気が起こらず、切れ毛の心配もなく
寝起きのボサボサ絡んだ髪だって、すーっと通ります。

ブラシでマッサージしたあと、ときぐしで流れをつけ、
締めに登場するのはセット用の櫛です。
それはまた次回に。