海鮮に、和食に! オレンジオリーブオイル料理のレシピ

エッセイスト 湧月りろ

爽やかなオレンジが香るオレンジオリーブオイル
お菓子に似合うイメージが湧きそうだが、もちろんお料理にも大活躍!
最近、私はお料理にフルーツを使うレシピにとても魅力を感じていて、そんな料理本を買ってはいろいろと想像して楽しんでいるところだけれど、このオイルなら手元にフルーツがなくても柑橘のチャームポイントを存分に味わえる。

山中油店さんでいつもお客様にご紹介されているレシピをいろいろとお聞きしたので、その中から超おススメの利用法を2つご紹介しよう。
どちらも、ただかけるだけorただ和えるだけの簡単なものなので今夜の夕食にどうぞ。

<レシピ>
ホタテ貝のカルパッチョ

刺身用のホタテ貝柱を薄切りにし、キュウリやトマトのスライスとともにお皿に並べて、塩とオレンジオリーブオイルをかけるだけ!
これだけで十分においしいメイン料理になるのが嬉しい。

オレンジオリーブオイルでホタテの表面をサッと焼き、レア状態で食べるのもいい。
ホタテやイカのような、あっさりとした海鮮類とオレンジオリーブオイルの相性はバツグン!

 

◆オレンジオリーブオイルともろみのキャロットラぺ

名前のまんま、千切りにしたにんじんをオレンジオリーブオイルともろみ味噌で和えるだけの一品。
和えてすぐ食べればサラダのように、少ししっとりするまで置けばお浸しのように楽しめる。

この組み合わせ、驚くほどよく合うのだ。
もろみ味噌は、しっかりとした味とコクのある発酵食品だが、オレンジオリーブオイルの香りは強すぎず弱すぎず、もろみ味噌をさらに味わい深くする役割を担ってくれる。
にんじんの甘みと相まってフルーティになり、とってもおしゃれだ。

もろみ味噌が合うのだから、当然ながらお醤油も合う。
お醤油とオレンジオリーブオイルの組み合わせも最高で、ドレッシング感覚で気軽に使えるところがいい。
にんじんに限らず、玉ねぎやキュウリ、ゆでたジャガイモなどにもピッタリなので、いろんな食材に合わせてみて欲しい。

オレンジオリーブオイルという個性的な響きから、一見すると使い道が限られるのかな、と思いがちだけれど、じつは和食でも洋食でもデザートでも幅広く活躍してくれる優れもの。
元気が出る色合いのパッケージもおしゃれで、プレゼントにすればちょっと一目置かれそうな通っぽさも感じる。

私はこの夏、このオレンジオリーブオイルとレモンオリーブオイルを食卓に並べて、ビタミンカラーのパワーを浴びながら過ごすことに決めた!
いい夏になりそうだ。

2025年7月5日

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