オレンジの香りで始まる朝。ポジティブになれるオリーブオイル!-その②-

エッセイスト 湧月りろ

オレンジといえば、チョコレートとの相性が抜群。
そこでおすすめのアレンジレシピも紹介しておこう。

チョコレート&オレンジオリーブオイルのフレンチトースト

作り方は、上記フレンチトーストの卵液にチョコレートソースを加えるだけ!
私は牛乳をアーモンドミルクに変えて作ったところ、オレンジとの相性がさらによくなり大満足だった。
ドライオレンジをチョコレートでコーティングしたフランス発祥といわれるお菓子「オランジェット」が大好きな私は、このチョコ&オレンジオリーブオイルの組み合わせが身もだえするほどお気に入り。

チョコレートソースがない場合は、あらかじめ温めた牛乳やアーモンドミルクに板チョコやチョコチップを入れて溶かしておくといい。その場合は荒熱が取れてから卵と混ぜよう。
(卵と混ぜてからは、絶対に温度が高めの状態で置いておかず、すぐ冷やすか焼くこと)

私が考える、フレンチトーストを作る時のポイントは、プリン作りだと思って挑むこと。
パンにしみ込ませた卵液がうまくプリンになるよう、まず片面を焼き固めておいて、裏返して内部をじっくり蒸す。
なので、ここで弱火にしてフタをするのが肝心だ。
この3~5分間、オレンジの香りに包まれながらイタリア・ソレントへ思いを馳せる。
フランパンの中では、フレンチトーストもオレンジの香りに包まれて華やかなパワーを溜め込んでいる頃だ。
満を持してフタを開けると、ふわりと広がる元気の素。
青い海が見える丘からやってきた太陽の恵みを、胸いっぱいに吸い込む。

幸せは案外こんなところにあるのかもしれない。

2025年7月4日

山中油店のおかみでオリーブオイルテイスターの浅原貴美子さんが詳しくご説明くださったブログ「EUの食品認証制度とレモンオリーブオイルについて」をぜひお読みいただきたい。
このオレンジオリーブオイルに使われているオレンジも、レモンと同じくソレント産のもの。
南イタリアのオレンジをふんだんに使い、最高級レベルのエキストラヴァージンオリーブオイルに漬け込んで作られている。
なんとも贅沢な逸品だ。
バニラアイスにそのままかければ、この香りの高さを存分に感じることができる。
もちろんチョコアイスにもおすすめ!

※しみ込みにくい厚切りパンやバゲットの場合、フォークで穴を開ける、パンの耳に切込みを入れる、スライスする要領で一部分に切り目を入れるなどの工夫でしみ込みやすくなる。

冷蔵庫でひと晩漬け込んでおくのもよいが、その場合は以下に注意。
・卵を割ってから時間を置かず、できるだけ早く冷蔵庫に入れる。金属バットを敷いたりチルド室に入れるなど、低い温度を保てる工夫をしよう。
・清潔なビニール袋で卵液を作り、空気を抜いて密封を。
・必ず朝食には焼き上げるようにしよう。24時間以上の保存はしないこと。
・中まで火が通るよう、じっくりと火を通す。心配なら焼き上げてから電子レンジで30秒ほど熱を加えるとよい。

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