レモンオリーブオイルで食欲倍増! 爽やかな1滴をいつも食卓に。

エッセイスト 湧月りろ

食欲が落ちてきそうな梅雨から真夏にかけて、ぜひとも食卓に常備したいのが「レモンオリーブオイル」。
上質なエキストラヴァージンオリーブオイルにレモンの果皮を漬け込み、レモンそのままの香りをオイルに閉じ込めたものだ。
お料理に数滴、ポタリと落としただけで、口にした時に爽やかな涼風を感じる。
IGPレモンの果皮から放たれたフレッシュな香りの飛沫が脳を心地よく刺激して食欲が一気に湧き起こる。
この季節には特に、毎日テーブルに置いておきたいアイテムだ。

酸味がないので、どんなものにも合う。
魚や肉に、レモンオリーブオイルと岩塩をかけるだけで存分に美味しくなるし、サラダはもちろんのこと、スープに数滴を落としたり、そのままパンにつけたり。
今日はこれを使うだけで極上の料理になる簡単カルパッチョのレシピを紹介しよう。

 

<レシピ>
◆イカと野菜のカルパッチョ

【材料】2人分
イカ(ボイルしたもの。もちろんお刺身でもOK!):食べたい量
玉ねぎ:1/4個
キュウリ:1本
トマト:1玉
お好みでハーブや他のサラダ野菜など
すし酢:大さじ2 ※1
レモンオリーブオイル:大さじ1
塩:ひとつまみ
ブラックペッパー:適量

※1すし酢がない場合は酢を同量(どんな酢でもよい。おすすめはワインビネガー)に、砂糖小さじ1弱、塩ひとつまみ)

  1. 玉ねぎは薄くスライス、キュウリは千切り、トマトは薄切りにする。※2
  2. すし酢がない場合は、酢に砂糖と塩を入れて混ぜておく。
  3. お皿に玉ねぎを敷き、トマト、キュウリ、イカの順にのせて、すし酢(もしくは2)とレモンオリーブオイルを回しかける。

好みで塩やブラックペッパーをふる。ハーブなどを添えるとオシャレ。

※2 玉ねぎやキュウリを切った後、すし酢で和え、しんなりするまで置いておくと味がよく馴染む。お好みで。

 

食事の時やお茶タイム、私はしょっちゅう「生レモンがひとかけら欲しい」と思う。
けれど、たまに生レモンを買ってくると、必ずと言っていいほど余らせてしまって後悔することになる。
ひとかけらでいいんだけどなぁ。
レモン果汁の酸味が欲しいのではなく、あの香りをプラスしたいのだ。

そんな私には、生レモンの果皮をおろし金でけずってふりかけたようなフレッシュな香りを楽しめる、このレモンオリーブオイルが本当にありがたい。
これなら好きな時に芳しい生レモンを楽しめる。そんな感じで重宝しているお気に入りだ。

特にこのミニボトル入りはテーブルに置いておくのにちょうどいいし、オシャレな雰囲気で気分がアガル。
特にこれから、冷たい麺類が食べたくなる季節。
冷麺や冷製パスタ、そうめんやざるうどんなど、レモンの香りが欲しいメニューが目白押しなのだ。
エキストラヴァージンオリーブオイルでつるっと食感も良くなるし、まろやかさも加わる。
きっとこれからも毎日、活躍しそうな予感。
友人へのちょっとしたプレゼントにもピッタリだから、仲良しのあの人に贈ろうかな。
レモンオリーブオイルは今、私の一番の推しである。

 2025年6月9日

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