「油」で汚れが取れるなんて?!とだれもが疑いを持つでしょう。
油店に伝わる?こんなお掃除方法をご紹介します。
これは北山杉でできた椅子。
端っこが手垢(てあか)などで汚れがちです。
この汚れを取るときに使うのが、「お手入れ用 椿油」。
頭皮や髪の毛、手肌のお手入れに重宝するほか、木材や竹のお手入れにも使えます。
布などに含ませて、磨きこむと、汚れが落ちてツヤも出ます。
髪の毛に使う油として知られる「椿油」は保湿性に優れています。
その昔、シャンプーをする習慣がないような時代から、女性は椿油で髪のお手入れをしてきました。
頭皮に擦り込んで汚れを浮かし、黄楊の櫛(つげのくし)で梳き(すき)取っていたのです。
椿油を髪の毛のお手入れにお使いになる場合は、頭皮をしっかりマッサージして、毛先に伸ばすようにすると、抜け毛・切れ毛が防げて、効果的なお手入れができますよ!
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さて、話は変わりますが、最近、揚げ物をしないご家庭が増えています。
20年ほど前に「家で揚げ物をするか?」という答えに「いいえ」と答えたのはほんの数%でしたが、
最近では、揚げ物をしない家庭が、30%以上に上っています。
でも日本人は揚げ物好き。
揚げ物は「家庭で揚げる」ものから、「買って食べるもの」へと変化しているのです。
揚げ物をしない理由の第一位は「台所が汚れるから」。
でも良質の油で揚げたもの、揚げたてのコロッケなんか、絶対おいしいと思います。
さて、揚げ物をしなくても、飛び散った油は取れにくく、換気扇の掃除は面倒です。
その汚れを取ろうとした時、水がかかると、白っぽくなって余計に取れにくくなります。
そんな時は、先に植物性の油をぼろ布などに含ませて汚れを拭き取ります。調理に使った残りの油でもOK。
油分が残っていると細かいほこりを吸着するので、洗剤などで仕上げ拭きすると完璧です。
年末は大掃除のシーズン。一度試してみてください。