油屋のふたことみこと

ボイル油とは?

Q : ボイル油という油を使うと、早く乾くと聞きましたが、ボイル油とはどういう油なのでしょうか?


A : ボイル油とは、乾性油に酸化促進剤(例えば、ナフテン酸金属塩)を加え、空気を吹き込みながら100〜150℃に加熱し酸化を促進させたもので、これによって、塗膜の乾燥速度が速くなります。良く、油を煮ると早く乾く、といわれる方がいらっしゃいますが、酸化促進剤を添加しなければ効果はあまりないようです。自然塗装油として市販されている油にも、このような処理がされている場合が多いのですが、酸化促進剤の人体への影響については、当方ではよくわかりません。