油屋のふたことみこと

町家改修ニュース2012.1.13

解体が始まりました。特に傷みの激しい軒下を修理するため、正面の小屋根を取り外し、柱をチェックしてみました。ご覧のように、二軒の家の中央にある地面から大屋根に伸びる柱も、そこにつながる太い横の柱も白蟻でぼろぼろです。よくも今まで持っていたものです。
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今回の工期は2軒同時修理のため4ヶ月〜5ヶ月かかりそうです。祇園祭には間に合わせたいものです。


土壁も崩れておりますが、中の竹組はほとんどきれいに残っていますし、良く見ると、竹と竹を組み結んでいる藁も一部残っています。100年以上経っているのに驚きです。
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