オレンジの香りでじゃがいもをソテー。ただそれだけで副菜のできあがり!                                  オレンジオリーブオイル

エッセイスト 湧月りろ

最近、香るオリーブオイルの良さを試すことにハマっている私。
いろいろ試しているうち、じつはオレンジオリーブオイル、びっくりするほど幅広く使えることを実感!

なにしろ、果汁が入っているわけではないので酸味がまったくなく、甘くないので食材の味を邪魔せず、ふんわり優しい香りだけをそっと添えられるところが本当にいい。
サラッとしていて油っこさがまったくないので使いやすいし、このオイルで焼いたり炒めたりするだけで風味が立つ。
目立たないけれど華やかさを演出してくれる、そんな存在。
この長所を生かせば、簡単に唯一無二のお料理ができてしまう。

私が気に入ったパパッとレシピ「じゃがいも編」をご紹介したい。
どちらも“焼くだけ”、“かけるだけ”の簡単すぎるひと品なので、もう一品プラスしたいときにどうぞ。

〈レシピ〉
★どちらも、電子レンジで蒸して皮をむいたじゃがいもを利用。

蒸し方➡じゃがいもを洗い、皮をむかずに濡れたままでビニール袋(電子レンジOKのもの。ラップで包んでもよい)に入れてレンジ600Wで1個なら3分強、3個ぐらいなら5分ほど。途中で裏返したり位置を変えるとムラになりにくい。竹串がスッと通るやわらかさになればOK。荒熱が取れたら手で簡単に皮がむける。

 

 

 

 

 

♦じゃがいもとベーコンのオレンジオリーブ焼き
フライパンに少し多めのオレンジオリーブオイルを敷き、蒸してひと口大に切ったじゃがいもを焼く。表面がカリッとなるまで焼くと食感がいい。脇でベーコンも焼く。
お皿に取り、塩こしょう、好みで粉チーズや乾燥パセリをふって出来上がり。
一緒に玉ねぎやニンジンを焼いてもおいしい。

 

 

 

 

 

♦じゃがいもとトマトの爽やかサラダ
蒸したじゃがいもと、フルーツトマトをひと口大に切り、お皿に並べる。
すし酢(または甘酢、マリネ用酢など)とオレンジオリーブオイルを回しかける
こちらも玉ねぎのスライスやキュウリなどを足してもおいしい。
このシンプルさが、夏の時期、すっきりと口当たりがよくておすすめ。

もう少しまろやかに仕上げたいなら、フタのできるガラス瓶に甘酢とオレンジオリーブオイルを2:3ぐらいの割合で入れ、砂糖やはちみつなど少しの甘みと塩ひとつまみを入れてフタをしてしっかり振ると、さらにマイルドなオレンジオリーブドレッシングができる。
サラダはもちろん、魚介類と合わせればおしゃれなカルパッチョになり、ソーセージと合わせれば白ワインにも合うのでお試しあれ!

焼くと少し香りがおだやかになりつつ、口の中でオレンジがふわりと広がる。
そのままかけて使えば爽やかで華やかな香りがパッと広がる。
使い分けながら味わい方を探すのもまた楽しい。
そのうえ、料理している最中もオレンジの香りに包まれてハッピーな気分になれる。
そんなオレンジオリーブオイルは、今、私のマイブームだ。

 2025年7月15日

井戸端会議 一覧