承香殿 東対
風が爽やかに通り抜ける京町家。 古(いにしえ)のときを思いをはせ、心を平安の昔に遊ばせてみてください。
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庭をながめ、季節感を味わい、 ほっこりひと息ついていただける京町家の空間。 |
京の風情、「べんがら格子」もそのままに・・・ | ![]() |
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虫籠窓の奥に広がる天窓から月明かりの差し込む空間。 平安のいにしえ人も同じ月を愛でていたかと・・・。 |
房間的特征
べんがら格子、虫籠窓、太い梁をそのまま残し、京町家の良さを肌で感じていただけます。
ゆったりとしたお風呂につかりながら、庭を眺めるのも一興です。
平安貴族の寝所を思わせる畳ベットで一夜をお過ごしください。
ギャラリー
承香殿の歴史
『源氏物語』は「いづれの御時にか、女御、更衣あまたさぶらひたまひける」で始まります。 内裏の正殿で公的な行事が行われた紫宸殿、仁寿殿に近い承香殿は、地位の高い妃の居所(後宮)であり、仁寿殿とは廊下でつながっていました。 その東庇には天皇の書物を保管するところがあり、ここで『古今和歌集』が編さんされました。 醍醐天皇や一条天皇の后となってここに住んだ女御は「承香殿女御」とよばれました。