山中油店では、生産者と直接会い、
優れたエキストラヴァージンオリーブオイルだけを選んで直輸入しています。
「Moretti Omero」 はこんな人たちが、こんなところで作っています

イタリア・ウンブリア地方。
本土のちょうど真ん中あたりに位置する
Giano dell’Umbria (ジアノ デルンブリア) は、
州都 Perugia(ペルージア)の少し南に
ある小さな町です。
視界いっぱいに広がるオリーブ畑・・・
なだらかな丘に寄り添うようにして
オリーブの木々が静かに並んでいます。
小さな門をくぐるとOmeroおじさんが笑顔で迎えて下さいました。
そう、この「Moretti Omero」というオイルは
Omero(名) MORETTI(姓)氏が生産者なのです。
ウンブリア地方のGiano dellUmbria。
手前はオリーブの木。
鳥のさえずりが聞こえるのどかな雰囲気。
Omeroおじさんの手はとっても大きく、
握手すると包み込まれてしまいそうです。
働き者であることを象徴しているような、
ごつくてやさしくて温かい手です。
これがあのやわらかなMoretti Omeroの
風味をかもし出す魔法の手なんだと感じました。
Omeroおじさんの大きな手だけではなく、
優美で繊細なこのオイルの特色を
出している秘密は、オリーブの品種にもあります。
ここGiano dell’Umbriaでは、Moraiolo(モライオーロ)、
Frantoio(フラントイオ)、Leccino(レッチーノ)、
Pendlino(ペンドリーノ)というオリーブを育てていますが、
最も重要な品種はSan Felice(サンフェリーチェ)です。
あのdolce(ドルチェ*注@)で澄んだ味わいを
出すもととなるオリーブで、この地域の人々が
一番大切にしている品種なのだと
Omeroおじさんが教えてくれました。
樹齢1000年といわれるサンフェリーチェの木。
よく見ると実をつけていました。
注@dolce = ドルチェ。イタリア料理で「甘い」、
「お菓子」という意味でよく使われますが、
オリーブオイルの評価では、
piccante(ピリピリする、辛い)に対し、
柔らかな風味を持つものに用います。

Morettiさん宅の前に掲げられている看板。
サンフェリーチェの古木がモデルです。
この地の人々がとても大切にしているのが
良くわかります。

MORETTI家の人々は大らかで気さくな人ばかり。
奥様のDanielaさんはとっても明るい肝っ玉母さん。
ボーイッシュなお嬢さんはイタリアの柔道大会で
チャンピオンになったことがあるといい、
いつか日本に行くことが夢。
オリーブ畑やフラントイオ(オリーブ搾油所)を
見せていただいた後は、
ご自宅のダイニングに招かれ
手料理でおもてなしを受けました。
薪で焼いたパンに、
オイルはもちろん
Moretti Omero。
豚肉に小麦粉をまぶし、
Moretti Omeroで焼き色をつけ
特産の赤ワインでソテー。
付合わせはきのことトマトを
Moretti Omeroで軽く炒めただけ。
それがまた美味しい。
このあたりは、穀倉地帯で養豚も盛んなため、
ハムや豚肉、そして麦や豆を使ったお料理が中心です。
軽くて飲みやすい白、フルボディの赤・・・
地のワインが美味しさと楽しさをますます引き立てます。

自宅の隣にはアグリトゥーリズモ(農家が提供している宿)があります。
ベッドルームのほか、キッチンの設備も整っていて長期滞在に最適です。
こんなところでのんびり過ごせたらどんなに幸せだろう!
と後ろ髪引かれる思いで「また来ますね」とご挨拶しました。
アグリトゥーリズモのテラス。
風にそよぐオリーブの木をいつまでも見ていたい
Moretti Omeroのボトルを見るたびに
こんなストーリーが頭の中を駆け巡り、
味わうたびに自然と顔がほころんできます。
こんな素晴らしい人々によって温かく育てられ、
作られているオイルを、
皆様のもとへ大切にお届けしたいと思っております。
こんな気持ちが少しでも伝われば幸いです。