油屋のふたことみこと

大山崎町えごまプロジェクト2010

昨年お手伝いした、京都府大山崎町のえごまプロジェクト、
今年の集大成を12月12日(日)、油祖離宮八幡宮様でされるとお聞きし、
見に行ってまいりました。
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もみじが綺麗に色づいていました。
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これから収穫したえごまを搾油します!


これが搾油機。
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昨年使ったものに改良を重ねたもの。

今年収穫したえごまを機械に入れます。
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搾れるのは1回50グラム。
慎重に計って、えごまを投入!

ぐいっ、ぐいっと力を入れて、搾りこみます。
すごく力が必要で、昔の油搾りはいかに大変だったかを物語っています。

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すると、出てきた!えごま油です!!

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搾り出されるのは5グラム程度。
これだけの労力が要るものですから、
ここ、大山崎の離宮八幡宮様で搾られていたその昔には
高価な貴重品だったはずです。

昔の製油法にならって、
「煎ってから搾れば、もっとたくさん油が取れるかも」
「搾る前にえごまを砕いておいたらいいんじゃないか」
などなど、さすがに研究を重ねられた成果が!!

で、煎って、ミキサーで砕いたもの↓
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この搾油機では、砕いたものがそのまま出てきてしまい、
1回目は失敗。 しかし、さすが!!
これをガーゼで包んで、再び搾られたら、大成功!
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「煎ったものは、香ばしいね!」
みんなで香りをかいだり、お味見したり・・・。

皆さん、手塩にかけて育てて収穫したえごまを
また力を合わせて搾油しておられます。
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写真右側は離宮八幡宮様の禰宜(ねぎ)さん。
なんだかやっぱり絵になっているような気がしませんか?!

また、たべもの班が作られた、お料理を試食させていただきました。
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左上から、
小松菜のおひたし〜えごまの味がピッタリでヘルシー
聖護院大根の酢の物〜えごまのツブツブ感が不思議とマッチ
水菜とたけのこ〜たけのことえごまも好相性
下が、
大根と大根の葉とおじゃことえごま〜カルシウムも取れて栄養満点
お野菜も地元産!
どれもとっても美味しく、郷土料理にできそうです!

離宮八幡宮様での搾油は「本邦製油発祥の地」にふさわしいこと。
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右よりにおられる作務衣姿の方が宮司さん。
大山崎町えごまプロジェクトの皆さん、今年もお疲れ様でした!

「えごまの大山崎」がまた定着しそうな、
ステキな予感がする日曜日の午後でした。