山中油店のごあんない

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油一筋に歴史を重ねて二百年

初代 平兵衛が現在の地に店を構えましたのが、江戸後期の文政年間(1818-1830)。
以来、油の専門店として二百年の歴史を守ってまいりました。

時をさかのぼること平安時代、山中油店がある土地は、内裏(天皇のお住まい)の一角で、天皇や貴族を中心とした雅な王朝文化の世界が繰り広げられました。ここ下立売(しもだちうり)通はたくさんの商人が路の傍らに立ち、物を売っていたことからその名が付けられ、北の上立売(かみだちうり)通、中立売(なかだちうり)通と共に東西を結ぶ重要な往還路として発展いたしました。

kodawari_pic02生産者とお客様の架け橋として

山中油店では、江戸時代の創業当初から「油商」を代々の生業といたしてまいりました。
大きな音やにおいが出る搾油は郊外で行われ、それを仕入れて町なかで販売してきたのです。
今も全国、また世界中の方々に作っていただいた品質の高い油を取り揃える「油商」の私達の役目は、生産者の方々の思いを消費者の皆様にお伝えすることだと考えております。
油はいつの世にも生活に欠かせないもの。
現在では数少なくなった油の専門店として、油のおいしさ、おもしろさ、奥深さを語り続けてゆきたい・・・、そんな心を大切にいたしております。

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