油屋のふたことみこと

社員研修会 報告^^

先日、新しいメンバーを迎えた山中油店では、
歓迎会を兼ねて「ワインとオリーブとお料理 社員研修会」を持ちました。

当店取り扱いのオリーブオイル5種類、ワイン12種類と
お料理をあわせるという、無謀?!な趣向です。
よく飲むスタッフ、ほとんど飲めないスタッフも入り混じっての9人で。。。


まずは、酔いが進む前に、最近の世界のオリーブオイル生産量の推移や
主要オリーブ品種について、ちょこっとだけ、おさらい。
すぐ、食い気に突入です。

まずは、シチリア産Canto di Terra の白
軽いのみ口で、きりりと冷やすと初夏の食卓にピッタリ。
前菜は生ハムと自家製グリッシーニ。
オリーブオイルはワインと同じくシチリアで同じ生産者のRustico
ワインもオリーブも軽くてフルーティーな味わいがハーモニーを生み出します。
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2つめの前菜、おっと、もう写真の撮り忘れです。
はまちのカルパッチョは、ウンブリア州のOlio Flaminio で。
ルッコラを思わせるハーブっぽい香りが魚の臭みを消してくれます。
添えられたそら豆の新鮮な青っぽさが素直に引き立ちます。
こちらには、サルデーニャ産の白ワイン Carignos をあわせて、スッキリ、サッパリ。

自家製フォカッチャが美味しくって、ずらりと並んだオリーブオイルといただくと
ますますワインが進みます。まだ前菜やのに、えらいこっちゃ!
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オリーブオイルは上から、
Rustico、Olio Flaminio、Olivastro、Gocce di Coros、Oro Dolce
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パスタは2種。
トマトのピュレの冷製カッペリーニに兵庫県産モッツァレラチーズが乗っています。
オリーブオイルはラツィオ州のOlivastro
ワインは… どれと飲んでもおいしい!!
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ここでひとつの実験的試飲。
最初にラッツィオ産の少々特徴的な白ワインKEDEをグラスに注ぎました。
ちょっと動物的な皮っぽい香りとフルーティーな味わいが不思議なんだけど、いける!
30分ほど経つと、KEDE のグラスはちょっと温度も上がり、
マンゴーのような香りと味わいが出てきます。
1本で、時間とともに変化が楽しめる、とても魅力的なワインです。
※この白ワインKEDEが、オンラインショップに登場!
是非ともこのお味を体験してください!

2皿目はショートパスタ。
「シャラテッリ」という南イタリア・アマルフィでよく作られるパスタだそうで、
オッソブーコ(仔牛のすね肉の煮込み)風ラグーソースをからめています。
サルデーニャのオイル Gocce di Coros の野生的な風味が全体をしっかりまとめています。
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これに合うワインは、ラツイオ産の赤ワイン Rosso del Lazio。

まだまだ続いて、お次はお魚料理。
こちらにも、サルデーニャのオリーブオイル Gocce di Coros
Gocce di Corosの完熟した果実のような味わいの部分が生かされています。
鱧のバルサミコ照り焼き?赤と黄色のペペローネ(パプリカ)ソース。
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シチリア産のCanto di Terra の軽くてベリー系の味わいがある赤ワインがピッタリ!

最後のお肉料理は、仔羊のロースト。
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仔羊は、新ジャガでロールされ、ドライトマト・松の実・ローズマリー入。
付け合せは、クスクスの上にトマトソースが乗せてあります。
オリーブオイルは、しっかりとした味わいで加熱しても香りが変わらない、
カラブリア州のOro Dolce を使っていただきました。
こちらには、豊かな味わいのウンブリア産赤ワイン Montefalco Sagrantinoが合う、
サルデーニャ産の濃い系赤ワイン Inchizaがいい、
いや、トスカーナのForciano も… もうかなりみんな飲んでます。

デザートやチーズ(もうすっかり記憶があやふやな状態!)には、
やっぱり、甘口ですね。
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白ワインは、ラツィオの Frascati Cannelino
赤ワインは、トスカーナのBuonvisi と、
ウンブリア産の Montefalco Sagrantino Passito
どれも、とてもスッキリした嫌味のない甘さで、またまた最後にワインが進みます。

この研修会は、特別メニューで、イル・コルティーレさんに大変お世話になりました。
シェフの山岡さんは、南イタリアで修行されたので、
太陽サンサンの南イタリアらしい、
見た目にも明るくて楽しいお料理の数々を提供してくださいました。
オーナー、シェフ、ソムリエの皆さん、ありがとうございました。
ご協力に心より感謝いたします。

このような社員研修、また機会を持って、
研鑽と楽しいコミュニケーションを図っていきたいと思います。