油屋のふたことみこと
その昔、油売りは柄杓(ひしゃく)から、油をたら~りたらりと流し入れながら、お客さんと世間話に花を咲かせていました。
その様子があまりにものんびりして見えることから生まれたのが「油を売る=怠ける」という言葉です。
昨今の買い物は一言も話さず済ますことが出来る店が多くなりました。
でもやっぱり専門店ではゆっくりお話しながら納得いく商品をお求めいただきたい…
お客様の満足を心より望む油売りが油を売っております。どうぞお立ち寄りくださいませ。

ジローラモさんご来店!

お客様からメールを頂戴しました。「テレビでジローラモさんが京都を案内する番組を見て、山中油店を知りました。」
「魅せる京都」という番組で、「京都の中のイタリアを探す」というのがテーマです。
ジローラモさんが来てくださると聞いて、すご〜くうれしかったこと、放送されなかったジローラモさんのステキなお話などをご紹介させていただきます。


撮影されたのは2006年早春のこと。
弊店でのご案内役は、私、Madame Kが努めさせていただくことになり、当日は何を着たらいいやろ?と、きっと視聴者の誰もが気にしないであろうことで、ドキドキしておりました。
さて、当日! 第一印象は「顔が小さい!」 スタイルがよくて、さりげないお洒落が似合うイタリアーノです。
まずは当店選りすぐりのイタリア産オリーブオイルがズラリと並ぶ前でカメラが回り始めました。きれいな日本語で、オリーブやイタリア料理のことを流れるように話されるのを、ただ、ボーっと聞いている間に終了。
次は古い建物でお話しする場面です。イタリアでは建築学を専攻され、実際に歴史的な建造物の修理をされたこともあるとのことで、お話に熱が入ります。知的でいろんなことに造詣が深く、感心している間に撮影終了。
山中油店の店舗は築約200年。景観重要建造物指定を受けた、重厚な店構えです。年輪が浮き出た紅殻格子は、菜種油で磨きこんでいます。
イタリアにも紀元前から素晴らしい文化と共にオリーブオイルが使われてきました。
私達は京都で、このような建物も、風習や文化も大切に残し伝えて行きたいと申し上げた時、その言葉を噛みしめるようにうなづいて下さったのが心に残りました。