油屋のふたことみこと
その昔、油売りは柄杓(ひしゃく)から、油をたら~りたらりと流し入れながら、お客さんと世間話に花を咲かせていました。
その様子があまりにものんびりして見えることから生まれたのが「油を売る=怠ける」という言葉です。
昨今の買い物は一言も話さず済ますことが出来る店が多くなりました。
でもやっぱり専門店ではゆっくりお話しながら納得いく商品をお求めいただきたい…
お客様の満足を心より望む油売りが油を売っております。どうぞお立ち寄りくださいませ。

山中油店のお盆(その4)〜精進料理

お盆の間、13日の朝から16日まで、
帰ってこられたご先祖様に、ごはんを差し上げます。
もちろん、お精進。
内容も大体決まっています。

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13日は、朝)お茄子と隠元の炊いたん、昼)お湯葉の炊いたん、晩)おはぎ、
14日は、朝)かぼちゃの炊いたん、昼)ずいきの炊いたん、晩)お素麺、
15日は、朝)お芋さんの炊いたん、昼)ひろうす(がんもどき)、晩)のっぺ汁

今はそこまで厳格ではないですが、幼い頃は、家族も同じ内容の食事を取っていました。
小さな子供にとって、うれしいメニューはほとんどありません。
「ちょっとも美味しいことあらへん!」「お盆なんか大嫌いや!」
の心境です。

その中でも特に、涙が出そうなくらい嫌やったのが、のっぺ汁!!
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小芋さん、干し椎茸、ごんぼさん、かんぴょうが入っていて、
とろみをつけ、飾りに生麩(青かえでの形)とゆずを乗せます。
色も地味で、確かに子供の好きそうなものが入っていなくて、ホント泣きそうでした。
地味だけれど、作るのに結構手間がかかっていて、年齢を重ねた今は、
いただいたら、なんや知らんけど、ほんまにほっこりする味なんです。

明日は16日。
送り団子と大文字の送り火で、ご先祖様をお送りします。

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