油屋のふたことみこと
その昔、油売りは柄杓(ひしゃく)から、油をたら~りたらりと流し入れながら、お客さんと世間話に花を咲かせていました。
その様子があまりにものんびりして見えることから生まれたのが「油を売る=怠ける」という言葉です。
昨今の買い物は一言も話さず済ますことが出来る店が多くなりました。
でもやっぱり専門店ではゆっくりお話しながら納得いく商品をお求めいただきたい…
お客様の満足を心より望む油売りが油を売っております。どうぞお立ち寄りくださいませ。

山中油店のお盆(その2)〜お精霊さん迎え(下)

さて、えんま堂本堂の裏手に回ると、お塔婆流しができるところがあります。
そこで改めて、書いていただいた水塔婆をお線香のけむりで清めます。
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お塔婆流しをするところは、プールみたいになっていて、
その真ん中にお地蔵さんがいらっしゃいます。
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水塔婆を静かに流し、ご先祖様が無事戻ってこられるようお祈りし、
そして今年もお迎えできることを感謝します。


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柄杓で水塔婆が流れるのを促し、お地蔵さんに届くよう、水をかけます。

ここには不思議なお線香が売られています。
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「字の出るおせんこう」って一体何なんでしょう??

その仕掛け?は、この通り。
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お線香の火が消えていくと、その後に、字が浮かび上がってくるのです。

さて、次に、お迎えの鐘を撞きに参ります。
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この鐘の音を聞いたご先祖様は、槇(まき)の木に降りて帰ってこられる、
と言われているので、お仏壇の前には、槇をお供えします。
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山中家のお仏壇には21のご先祖様をお祀りしているので、
21回、鐘を撞かせていただきます。

御参りが終わったら、えんま堂を出てすぐの商店街でお盆のお買い物をします。
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お盆の間にお供えするお野菜や、
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蓮の花や実のついたお花、「おがら」(手に取っているもの)を買い求めます。
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「おがら」は、ご先祖様にお供えするごはんのお箸代わりになります。

お饅頭屋さんでは蓮の葉や花・実をかたどった「はす菓子」を買い求めます。
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店先には、このような張り紙がしてあり、
お盆の間、町のあちこちにあるお饅頭屋さんは、朝から忙しそうです。
山中家では、13日のおはぎと16日の送り団子をお供えし、
13日の朝から16日の朝まで、三食、きまったお精進のおかずやごはんをお供えします。

明日からは、お寺さんが御参りに来られます。
3件のお寺さんがいらっしゃいます。忙しいお盆の始まりです。

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