油屋のふたことみこと
その昔、油売りは柄杓(ひしゃく)から、油をたら~りたらりと流し入れながら、お客さんと世間話に花を咲かせていました。
その様子があまりにものんびりして見えることから生まれたのが「油を売る=怠ける」という言葉です。
昨今の買い物は一言も話さず済ますことが出来る店が多くなりました。
でもやっぱり専門店ではゆっくりお話しながら納得いく商品をお求めいただきたい…
お客様の満足を心より望む油売りが油を売っております。どうぞお立ち寄りくださいませ。

オリーブオイルとワインのおいしい関係

山中油店で、イタリア産のワインを販売するようになりました。

「油屋さんで、何でワインなん??」
これにはちょっとしたストーリーがあるのです。

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2005年の3月、まだ寒いイタリアを訪ねた時のことです。
イタリア中部のウンブリア地方で、一生懸命有機栽培でオリーブを育てておられる
「Moretti Omero」の生産者、Moretti家で、
オリーブオイルをふんだんに使った奥様の手料理と驚くほどこくの深い赤ワインをご馳走になりました。

イタリアオリーブ紀行 〜 ウンブリア編をご覧下さい。

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写真左より、Moretti Omeroのエキストラヴァージンオリーブオイル500ml、同250ml、
そしてMoretti家ご自慢の赤ワイン MONTEFALCO SAGRANTINO2004。

「素晴らしく美味しいワインですね!」
片言のイタリア語でオメロおじさんのワインを絶賛します。
「ワインは好きかい?」
「はい、特にこの赤ワインは大好きです。」
「この地方の最高級ワインで、これはいくつもの賞を取っているんだ。」
MONTEFALCO SAGRANTINO。。。
カカオやプラムを連想させる熟成した味わい、
3週間ほどの発酵期間を経て、2年間樽熟成させるのだそう。

「そんなに好きならワインも輸入すればいいじゃないか。」
「日本では免許が必要で、私達は持っていないから無理なんですよ。」
「じゃあ、その免許が取れるまで待ってるよ。
それまで日本には、あなた達以外に絶対出さないから。」
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オリーブの畑を丹念に見回るオメロおじさん

そのときには、ワインを自分たちの手で輸入できるなんて、思いもしませんでした。
4年の歳月が経ち、私達の手元に届いたワイン。
どんな方が、どんな風に楽しんでくださるのでしょう?

Moretti Omeroの素直な味わいのエキストラヴァージンオリーブオイルとワインを味わう時には、
底抜けに明るい太陽のような、Moretti一家のことを思い浮かべてくださいね。
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