油屋のふたことみこと
その昔、油売りは柄杓(ひしゃく)から、油をたら~りたらりと流し入れながら、お客さんと世間話に花を咲かせていました。
その様子があまりにものんびりして見えることから生まれたのが「油を売る=怠ける」という言葉です。
昨今の買い物は一言も話さず済ますことが出来る店が多くなりました。
でもやっぱり専門店ではゆっくりお話しながら納得いく商品をお求めいただきたい…
お客様の満足を心より望む油売りが油を売っております。どうぞお立ち寄りくださいませ。

京都の地蔵盆

今年は大文字の送り火とともに、涼しい秋風が吹いてきたかと思ったら、また暑さがぶり返しています。

8月の終わりの週末に、京都市内では各地で「地蔵盆」がとりおこなわれます。

「地蔵盆」は地蔵菩薩の縁日(旧暦7月24日、新暦8月24日)を中心に、

23日・24日の2日間に行われていましたが、最近では、その前後の週末に行われることが多くなりました。

各町内では、毎朝お水を差し上げたり花を供えるなどして「お地蔵さん」を大切にしています。

地蔵盆は「お地蔵さん」と親しみを込めて呼ばれ、町内の安全や子供の成長を願う、最大の行事です。

祭壇にお地蔵さまをお祀りし、軒先にちょうちんを飾りつけます。

その前で子供達が集まって遊んだり、大人たちは見守りながら談笑したりしています。

お菓子が配られたり、くじ引きをしたりするほか、

お寺さんの読経にあわせて大きな輪の数珠を囲んで隣の人に送ってまわす「数珠廻し」をします。

昨今では油店近辺の町内の子供の数が減少し、またマンションの方が町内会に参加されないなど、

昔の賑わいがなくなってきている町内が多いのが少々残念です。

お菓子配りなどの時間を、町内を回って知らせる鐘の音もだんだん少なくなってきました。

それでも、どこの町内もお地蔵さんは大切に守っています。

大文字の送り火が消えると、「あー、もう夏休みも終わりやなあ」

地蔵盆が終わると「わ!宿題が大変や!」と慌てていたことを思い出す、

「お地蔵さん」は、やっぱり京都には欠かせない夏の風物詩です。